プレミアリーグの「推しクラブ」の見つけ方|日本人選手・プレースタイル・物語から選ぶ5つの入り口【2026-27】

推しクラブの見つけ方(背景:アンフィールドのコップ・スタンド) 観戦ガイド
写真:Mike Pennington(CC BY-SA 2.0、Wikimedia Commons)を改変

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いらっしゃい。カウンターで初めてのお客さんに、よく聞かれることがある。

「プレミアを見てみたいんだけど、どこを応援すればいいの?」

20クラブもあると、どこから入ればいいか迷うよな。でも安心してくれ。推しクラブの見つけ方に正解はない。そのかわり、入り口はいくつかある。今夜は私なりの「5つの入り口」を紹介しよう。

結論:推しクラブを見つける5つの入り口

入り口こんな人におすすめまずやること
① 日本人選手から日本代表が好き/感情移入したい日本人がいる8クラブから1つ選ぶ
② プレースタイルから戦術や試合内容が好き気になるチームを3試合続けて見る
③ 歴史・物語からドラマや背景を知るのが好き名勝負や、クラブの浮き沈みを調べる
④ 街・スタジアムからいつか現地に行きたい街の雰囲気、スタジアムの空気で選ぶ
⑤ 直感から理屈より「なんか好き」ユニフォーム、エンブレム、推し選手で決める

どれかひとつで決めてもいいし、2つ3つ重なるクラブを探すのもいい。順番に見ていこう。

① 日本人選手から選ぶ

いちばん入りやすいのがこれだ。今季のプレミアには日本人が9人もいる。好きな選手がいるクラブなら、試合を見る理由が自然とできる。

クラブ日本人選手クラブのひとこと紹介
アストン・ヴィラ鈴木彩艶(GK)バーミンガムの古豪。1982年には欧州王者に
クリスタル・パレス冨安健洋(DF)、鎌田大地(MF)ロンドン南部のクラブ。日本人が2人いるのはここだけ
リヴァプール遠藤航(MF)言わずと知れた名門。アンフィールドの雰囲気は世界屈指
ブライトン三笘薫(MF)海辺の街のクラブ。データを使った選手獲得で急成長
リーズ田中碧(MF)熱狂的なファンで知られるヨークシャーの名門
コヴェントリー坂元達裕(MF)昨季2部優勝で昇格。愛称は「スカイ・ブルース」
イプスウィッチ前田大然(FW)昨季2部2位で昇格。愛称は「トラクター・ボーイズ」
ハル・シティ守田英正(MF)昨季プレーオフを勝ち抜いて昇格。愛称は「タイガース」

※所属は2026年10月26日時点。冨安と三笘はケガで離脱中だ(復帰の見通しはこちら)。

日本人から入るときのコツは、「選手が移籍しても、そのクラブを見続けられるか」を少しだけ考えておくことだ。選手が去ったあとも見たいと思えたら、それはもう本物の推しクラブだよ。

② プレースタイルから選ぶ

試合内容で選ぶなら、まずは気になるチームを3試合続けて見てほしい。1試合だけだと、相手や調子で印象が大きく変わるからだ。見るときは、こんなところに注目するとチームの「性格」が見えてくる。

  • ボールを持ちたいチームか、奪って速く攻めたいチームか:パスをつないで押し込むのか、奪った瞬間にゴールへ一直線なのか
  • ボールを失った直後どうするか:すぐに奪い返しにいくのか、いったん引いて守るのか
  • ゴールキーパーが足でつなぐか:GKからパスで組み立てるチームは、それだけで見ていて面白い

たとえば今季のブライトンは、元リヴァプールのキャラガーが「クロップのリヴァプールを思い出す」と言ったほど、攻撃的でまっすぐゴールに向かうサッカーをしている(レジェンドたちの声はこちら)。こういう「現地の評判」も、選ぶヒントになる。

③ 歴史・物語から選ぶ

クラブには、それぞれの物語がある。どん底から這い上がったクラブ、栄光の時代を取り戻そうともがく名門、いつも残留争いで胃が痛くなるクラブ。物語を知ると、1試合の重みがまるで変わる。

  • 昇格組を応援する:コヴェントリー、イプスウィッチ、ハルの3クラブは、毎試合が残留をかけた戦い。勝ち点1の重さを一緒に味わえる
  • 復活を待つ名門を応援する:強かった時代を知るファンと一緒に、もう一度の頂点を夢見る
  • 名勝負から入る:「93分20秒」のような伝説の試合を見て、心を持っていかれたクラブを選ぶ

④ 街・スタジアムから選ぶ

「いつかイングランドで生観戦したい」なら、街で選ぶのもありだ。ロンドンにはパレスをはじめ多くのクラブがあって観光と組み合わせやすい。リヴァプールやマンチェスターは、街全体がサッカーで動いている感じがする。ブライトンは海辺のリゾート地で、試合のない日も楽しめる。

スタジアムの雰囲気は、テレビ越しでもけっこう伝わる。試合前の歌、ゴールの瞬間の揺れ方。「この中にいたい」と思えるスタジアムを探してみてくれ。

⑤ 直感で選ぶ

最後は、理屈抜きだ。ユニフォームの色がいい。エンブレムがかっこいい。あの選手のプレーが好き。それで十分。愛称の響きが気に入った、というだけの理由でも立派な入り口だ。

推しクラブは、選ぶというより「気づいたら好きになっている」ものだ。迷ったら、まずは見てみること。

推しクラブを決めたら、やること3つ

やることどうやって
試合を見るプレミアは今季、U-NEXTが全試合を配信している(日本で見る方法はこちら)
クラブ公式のXやYouTubeをフォローする練習風景や試合のハイライトが毎日流れてくる。英語がわからなくても映像で楽しめる
現地の声を知る現地メディアやファンの評価は、この店でも日本語で紹介している

推しクラブが決まったら、まずはユニフォームから。着て見ると、試合が何倍も面白くなる。
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私のひとこと

私の場合、推しクラブは選んだというより、ある試合を見て「やられた」のが始まりだった。気づけば毎週末、そのクラブの結果が気になって眠れない体になっていた。

推しクラブができると、プレミアは一気に面白くなる。勝てば酒がうまいし、負ければ酒が苦い。それでもまた次の週末が待ち遠しい。そんな週末を、この店で一緒に過ごしてくれたらうれしいよ。

さあ、あなたの一杯目のクラブは、どこにする?――FOOTY BAR

※所属選手などの情報は2026年10月26日時点のものです。

アイキャッチ写真:Mike Pennington(CC BY-SA 2.0、Wikimedia Commons)を改変

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